市川海老蔵
今日は、プロフェッショナル、市川海老蔵さんの回を見ました。
改めて考えると、私がテレビをあまり見なくなってからでも、彼のニュースはよく耳にすると思います。
300年以上続く、日本の伝統芸能、歌舞伎の家柄の長として、その道に励んでいますし、日本の中でも注目の的なのでしょう。
私の中では、正直なところ、結婚の前後まではヤンチャな面がある人なんだなと思っていました。
今回の番組を見て思ったのは、思慮深いな、ということでした。
頭がいいとか、賢い、とかとはまた違い、思慮深いと感じたのです。
彼の言葉は、物事や周りの様子を観察、分析して、自分の中で解釈、組み立てて発せられていると思います。過去の経験なども含め、蓄積もありますし、大事なことほど、言葉を選んでいるとも感じます。
そして、本質を語っていると思うのです。
なので、言葉を聞くと、言われてみればそうなんだけど、聞く者がハッとするのだと思います。
実際に番組の中で言っていたことを、2つ例で書きます。
一つは「アンチって必要」。
アンチって絶対必要。そういう捉え方するんだなって勉強すること、1つくらい自分の欠陥点を指摘している場合がある。それが確かに自分の問題点かも、と自分の中の議題になることは、尊いこと。
もう一つが、「荒らす」。
伝統文化を、変えてはいけないのが基本的。でも荒らさないと新しいものはできない。だから波風はあるだろうけど、全部荒らして、その畑をが大きければ大きいほど、整える場所というのは大きくなる。
そこに行くにはすごく勇気の要ることだし、それくらいの覚悟じゃなきゃできない。
これらって、歌舞伎の世界だけの話じゃないですよね。
普通に生きていて、とても大事な考え方だと思います。
普通に仕事でも、趣味でも、人間関係であったって、今まで通り同じことをしていたら、いつかつまらなくなるし、何も新しいことは生まれないです。
でも人間は、今までやったことのないことをしようとすると、必ず誰かが止めます。
そんなことできっこない、危ない、こっちの方がいいよ。などなど。
それはそれで大事な意見ではあります。その時点での自分に足りないものに気付けることもあるでしょう。
かと言って、何もせずに終わるのでしょうか。
それにも負けずに、賛否両論受けながら少しずつ物事が変えてきた人たちがいるから、今の世の中、私たちがあると思います。
そして、自分が物事変えるならば、確固たる決意がいる、ということでもあります。
海老蔵さんの考える、プロフェッショナルとは、
「方向性を間違えずに、諦めずに努力してる人」と言っていました。
私自身、今、そしてこれからやりたいことへ、方向性は絶対に間違っていないです。
うまく行くときも、行かないときもあります。
でも諦めずに、努力して、改善して少しずつでも進んでいきます!
改めて自分の選択は間違っていないのだから、周りになんと言われようが頑張ればいいだけだと思いました。