80歳のおばあちゃん
最近、地元の祖母と過ごすことが多いです。
地元の祖母ということは、そう、父方のおばあちゃんです。
両親は共働きで、休みも不定期のため、小さい頃から弟共々面倒を見てもらい、とてもお世話になりました。
私が最初に覚えた言葉は、「かか」(母ではなく、おばあちゃんのこと)だったそうです。笑
祖父には25年くらい前に先立たれ、以来一人暮らしをしており、今80歳です。
常に私の味方、母とぶつかっているときは、私の話をずっと聞いてくれて、感謝しても仕切れないおばあちゃんです。
これからたくさん恩返ししていきます!
その始まりとして、今は一緒に過ごす時間を増やしました。
今まで一緒に住んだことはなかったのですが、それくらいの近さです。
80にもなると、若いおばあちゃんだと思っていたあの頃とは変わっているのだと思うようになりました。
一人で四半世紀もの間、身の回りのことをこなし、家を守り、家族も気にかけ、守ってきたわけです。
ものすごく尊敬します。
少しずつ私に雑務やややこしい手続きなど、シフトしても問題ないし、少しずつラクさせてあげたいと思い、手伝うようにしています。
でも、しばらくして、疲れるし、イラッとしている自分がいました。
こんなことしたいはずじゃないのに、仲良く楽しく暮らしたいのに...。悔しくなります。
自分でビジネスを始め、人間心理を学んでいて、久しぶりになんでこんなにうまく伝わらないんだろうと感じ、久しぶりに人にイラっとした気がします。
解決するには、明日から心を入れ替えてまた頑張ろう、ではダメ。
それじゃあまた同じ思いをするし、根本的な解決にはなっていない。
今のところまで考えた結果、ヒアリング不足が一つ原因だと思いました。
家族だから故なのか、長年の関係性からなのか、"相手がどうしたいのか"を、本人にきちんと聞いていないことに気づきました。
こうした方が便利だから、おばあちゃんが言っているやり方より、今の時代Bっていうやり方もあって、こっちの方が効率的だよ。という風に、当たり前にこっちの方がいいでしょ、というスタンスになっていたと思います。
これでは、ビジネスでも大前提である、相手のためを思って行動する、が全くできていません。
そりゃあ、相手もこころの中ではそうじゃないのになー、と感じ、言われた通りには動きませんよね。
辛抱強いおばあちゃんのことなので、私が理屈で話したり、断定的に言うことにも、否定せず聞いてくれていたんだと思います。
まだまだおばあちゃんには敵いません。笑
ということで、どんなに距離が近い人でも、相手のことをよく知らないと、適切なことも言えないし、良好な人間関係も気づけないんですね。
おばあちゃんだからこそ、しっかり身につけたことを活かして、もっともっと楽しい時間を過ごしたいと思います!