自分の成り立ち
自分の生い立ちって、知っているようで、深く考えたことはあまりないと思う。
経歴という意味であれば、自分の歩んできたことを述べればそれで済んでしまうが、成り立ちという意味では、様々な要因が絡み合って今の自分ができている。
もちろん、無意識に影響されている出来事もあるだろう。
今回は人が一番影響を受けるであろう、親、なかでも親の教育について調べてみた。
まず今の世の中で、良い教育やしつけ方法とされているものをリストアップした。
下記のサイトを参考に、
https://toyokeizai.net/articles/-/81483
http://benesse.jp/kosodate/201711/20171110-1.html
http://education.chase-dream.com/ikuji/shitsuke.html
http://diamond.jp/articles/-/21817
https://chiik.jp/articles/wVkQe
http://fqmagazine.jp/1965/brain_power/
- ニンジンをぶら下げるだけではダメ。アウトプットに褒美を与える
- 褒める時は、内容を褒める ×頭がいいね
- レベルの高い環境に身を置く。「学力の高い友だちの中にいると、自分の学力にもプラスの影響がある
- 人生を成功に導くうえで重要なことは自制心や、やり抜く力。それらは筋肉を鍛えるように鍛えることができる
- 〜しなさい、ではなく、〜しようね。大人でもいきなり頭ごなしに「~しなさい」と言われるとイヤな気分になる
- 否定しない。大切なのは「やってはいけないこと」を言うのではなく、「やってほしいこと」を伝えること。ポイントは「具体的にやってほしい行動内容」を伝えるこ
- 「やらなかったことを叱る」のではなく「できたことを褒める」しかるとその時は従ってもその後いやいややるようになる。褒めるとそのことを好きになり、自主的に動くようになるかもしれない、「えらいね」や「すごいね」だけではなく、「おかげでママ助かったわ」や「きれいにお片づけできて気持ちがいいわね」などの言葉で伝えることも大切
- 「ダメ!」とか「いけません!」と高圧的に子供の自我を否定してしまうような言動は控え,「~できるよね」あるいは「~しようね」と語りかけましょうと書かれています.自我が芽生える1歳半から3歳までの時期に,子供の自我を否定するような言動をしてはいけないという教え
まとめると、、、
大人を真似る天才、子供は敏感に感じるので、親が手本となる行動をとる 。
一緒にやる 、一人の人間として扱うことが大事なんだと思った。
次にこれを自分の場合、どうだったか考えてみた。
自分のなかでは小中の頃まで、勉強もスポーツも一生懸命に自分から取り組む子供だった。嫌でもないし、やらされている訳でもないし、ライバルには負けるのは絶対にイヤだと思って、頑張っていた。
だがいつしか争いごとや競争が嫌いになり、今の自分は、できなくてもいいじゃんと思ったり、それを避けたりしている。
よく言えば、負けることを知ったとか、覚えたとも言えるのかもしれないが、いい教育を調べた後には、そうじゃないのかも、と思った。
前後にどういう教育をされていたか考えると、小中の頃は自分のやりたいことが尊重され、インプットではなく、アウトプットに褒美が与えられていた。
それで何も恐れずに、上を目指して進むことができたのだと思う。
変わったのは中3くらいの時から。塾を強制的に変えさせられたり、志望校も自分の行きたいところ、なりたいものさえ当時は聞いてもらえなかった。その時は、だめ!という一言でなんの説明もなく、上記のよくないとされる高圧的な教育だった。そこで自分が尊重されないことを体で覚え、やがて諦めグセがついてしまったのかもしれない。
だから、あの時みたいに今も頑張れたら、と思う反面、なぜか腰が重いという状態を作り出したのかもしれない。
こう考えると、世の中で良い、良くない、とされている教育をされた自分が、どのような影響を受けたかよく分かる。
同時に今まで考えたことなかった、親の気持ちや背景、親の生い立ちをも考え、良くない教育をされていたとしても許すことができる。